環境問題を発端に、屋上緑化への関心は高まり、屋上緑化の導入が熱く語られています。 しかしすべての建築物で、屋上緑化が可能であるとは言い難いのが現実です。 屋上を庭園にできれば、それが理想。しかし、それには、費用もかかり、時間もかかります。 屋上に緑を育む土壌をつくるため、建築物への荷重も問題です。

それを解決するために開発されたのが、モスブロー。 ロックウールにコケを定着させ、設置するという緑化工法により、 既存の工法では難しいとされた屋上はもちろん壁面での緑化も可能にします。


在来種のスナゴケ

モスブローは日本で古代から生息している在来種のスナゴケを採用しています。 これにより植物の生態系を壊すことなく、生態系連鎖の源となることができます。 日本では「苔寺」「苔生す」など、湿度の高いところで生育するコケを連想しがちですが、スナゴケは火山灰地や海岸の砂丘などで繁殖しているコケです。 日照にも乾燥にも強く、肥料はほとんど不要な屋上緑化に適したコケです。 種ゴケはロックウールに根をはり、自然に定着します。

モスブロー用ロックウール(特許出願中)

土壌改良剤の原料となる高炉スラグと天然石の玄武岩を原料とした無機質繊維です。 全体の90%以上が空隙でできているため、豊富な水と空気を同時に蓄えることで、コケの生育に適しています。 さらに湿潤時の過重が30〜40kg/uと軽く、断熱効果も高いのが特徴です。 IARC(国際がん研究機関)での発ガン性分類でもお茶などと同等に評価された安全性の高い素材です。 ロックウールはリサイクル適応商品です。




モスブローは、軽量なロックウールにコケを定着させたものを、屋上に固定する緑化工法なので、土壌も必要なく、灌水装置も必要ありません。 他の緑化工法と比較しても非常に軽量なので、建物の強度に影響を与えることがなく、設計変更などをせずに屋上緑化の導入が可能です。
また、既存の建物でも、荷重を考慮せず屋上緑化をすることが可能です。



既存の植栽方法は、緑が生育するための時間と、手作業によるコストが問題でした。 しかし、コケを定着させたロックウールを屋上に設置するモスブローなら、工期も、費用も、削減可能。 しかも、緑化基盤であるロックウールとコケによって生まれる断熱効果で、屋上の温度上昇を15〜20℃(※)も抑え、冷暖房費の節約が可能です。(※)真夏時の計測値



これまで緑化が難しいとされていた傾斜のある屋根、凹凸のある屋根でも設置が可能なだけでなく、スレート屋根などは、補修を目的とした改修をしながら緑化できる新工法も誕生。 これにより、屋上緑化が必要な工場などでも、積極的に緑化を進めることが可能になりました。 陸屋根のような平面的な屋上ならば、モルタル面に直接吹き付ける工法も可能です。



日照にも乾燥にも強く、肥料も必要としないコケは、根が短く横に広がるため防水層の破損の懸念も少なく、あくまでも省管理型。 ほとんどメンテナンスを必要としないため、人が出入りすることが難しい屋上などでも、緑化が可能です。 また、施肥、剪定といったメンテナンスもほとんど必要としないため、ランニングコストを心配することなく緑化が可能です。